タッチペンとJISキーボードのChromebook。Acer Spin 11 R751TN-N14Nを使った感想

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『手頃な値段のパソコンで手書きメモをガシガシ書けるかもしれない』と購入したのはAcer Spin 11 R751TN-N14N(以下Spin11)。このパソコンは日本市場の個人向けのChromebookでスタイラスペンが使える珍しいモデル。ものは試しと購入し約10日間ほど持ち歩き使ってみました。

実際に使ってみると手書き機能の期待が大きかった分、残念感もあって絶賛は出来ないのですがSpin11のレビュー記事は少なかったので実際に購入し使ってみた自身の率直な感想について今回記事にしています。

Spin11の特徴

Spin11についてまずお伝えしておきたいのはこのパソコンのOSがChromeOSを搭載しているということ。多くの方が使っているWindowsやMacではありません。

ウェブブラウザのChromeをメインに使う仕様になっていて、Chromeの拡張機能やAndroidアプリも活用。基本的にはクラウドサービスを活用することを前提にしたパソコンとなっています。

Spin11は見た目が同じモデルが2つあり、スタイラスペンの付属するのがR751TN-N14N、付属しないのがR751T-N14N。ややこしいのですが名前にNが多い値段の高い方にペンが同梱されています。

執筆した時点でのSpin11のお値段はペンが付属する方は56,600円、ついてない方が51,000円ほど。最新機種でも4万円前後で手に入れられるChromebookとしては高価格帯な印象でした。

外観は最近流行りの薄いデザインではなく、インターフェースとしてもUSB3.0ポートとUSB3.1(Type-C)を左右に一つずつ備えていて充電や外部ディスプレイ、外付けキーボードなど使う際に何かと融通が効く設計になっています。

またボディは凹みや擦り傷が目立ちにくい樹脂製で、米国軍基準の牢性な作りでディスプレイパネルには強固なGorilla Glass、おまけに防滴キーボードまで備えていたので日本で発売しているChromebookとしては対物理衝撃への強固さは最強に近い一台ではないかと。

付属するスタイラスペンは長さが14.8cmほど。鉛筆のような角ばった形もあって不安定な場所に置いても転がってしまうことが防げます。パソコン本体に収納こそ出来ませんがその分一定の長さもあってペンの持った際に使いにくさは感じませんでした。

他にも自分はネット閲覧に使うことやメモ書きのテストに使っていたのであまり使いませんでしたが、ディスプレイが360度開くこと、カメラがキーボードの奥側とディスプレイ側に2つ備えていることも特徴的かと思います。

Spin11への一番の期待はスタイラスペン!

そんな特徴を備えたSpin11に自分が惹かれた一番の理由はスタイラスペンが付属していたことです。

もし普段紙やデジタルペーパーで書いていたメモやマインドマップがPC上で済んでしまえばEvernoteなどのクラウドに共有することがスムーズにできる!もしかしたら普段持ち歩いているSONY デジタルペーパー DPT-RP1を手放すほどの可能性を秘めているのでは?と実際に購入して試してみたいとふつふつと好奇心が湧いたのです。

つい10月の末にChromebook flip C101PA(以下C101PA)を購入していたものの、黒い本体の見た目は無骨さがありまして、MacBookやC101PA、Pixelbookのようなデザイン性とは真逆のように感じ、こういったパソコンも使ってみたいなと感じていました。

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Spin11について残念に感じたこと

Spin11について起動はキビキビとしていますし、テーブルから落としてしまっても目立った傷もないタフさは好印象でした。…ただ自分にとってはもっとこうしたらずっと使い倒したいパソコンだったのにちょっと普段使いはしにくいなと、もどかしいと感じることもあったのです。

親指シフトが使えないもどかしさ

まず一番に思ったのが、JISキーボードの配列なのに親指シフト(かな文字入力の一種)が使えないことのもどかしさが尋常でないこと。

親指シフトを使う際にはスペースキーの長さがネックになることが多いのですが、Spin11に搭載されているキーボードはメインPCのMacBookPro2013とほぼ同等の大きさで絶妙すぎました。

キーボードがUS配列なら、このキーボードではローマ字入力しか出来ないとぱっと判断出来るのですが、親指シフトに適したJIS配列キーボードだと無自覚にいったんは親指シフトでの指使いになってしまうのです…

慣れの問題かもしれませんが使い始めてから10日以上過ぎても未だに戸惑ってしまっています。

キータッチも軽く、程よい押し込みの感覚もとても好み。親指シフトで文章を打ちたいと感じてしまいもどかしすぎるキーボードでした。もしローマ字入力や普通のかな文字入力を使ってる方ならとてもおすすめ出来るものですが、自分には残念ながら相性が悪かったようです^^;

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ペン入力はあくまで使えるレベルで快適とはいえなかった

そして肝心のペン入力については残念ながら現状ではメモ書きに使うようなものではなかったと感じてしまいました。これまでSONY デジタルペーパー DPT-RP1で毎日スムーズにメモを取っていた自分にとっては、あくまで画像に手書きでコメントができる機能として備わっている程度。

購入時はEvernoteやGoogleキープで直接手書きメモを書き込めれば一気にデジタルメモをクラウドに送れる。面倒な同期作業がなくなると期待していました。そして当初実際に使ってみるとWacom社製のスタイラスペンは書き心地は良く、ペン先の逆側を画面をこすると書いた文字を消せるのはフリクションボールのボールペンを使っているようで使い勝手の良いものと感じたのです。

ただ残念ながら現状の手書きアプリやサービスについては絶賛出来るほどのものではなく、使うことも出来る。あくまでそんな機能が使えるというぐらいのものだったというのが自分の抱いた正直な印象です。

2017/12/02時点で試した範囲だと

  • Google Keepでは画面に手を触れつつ書いていると不意に表示が拡大したり縮小を繰り返すことがある。
  • Squidでは画面に手が一箇所だけ触れてしまうと書いた線が消えてしまう。
  • Evernoteではspin11のスタイラスペン自体の消しゴム機能が使えない。spin11のタッチペン設定項目にメモ用アプリとして設定出来ない。

などの不自由さがあり、ときにはフリーズしてしまうことも…そのため紙の代わりのデジタルメモとしては現状アプリの使用感では自分は使うことはありません。

確かにタッチペンツールは画面上からすぐに呼び出せるのは便利な仕様でキャプチャなどは使い勝手も良いです。

ただメモとしてはアプリとして設定できるものは少ないですし、その挙動を試す時間がもったいなく、今後に期待しておきたいなと思っています。

またパソコンで手書きメモを取れれば色使いも多く選べるからきっと便利なはずとも思っていましたが、自分は紙に書くメモすら青一色で済ませてしまうことが多かったので多彩な色使いはそもそもいらなかったと気がつく結果に…^^;

Spin11とは価格帯は違いますがSONY デジタルペーパー DPT-RP1の方がパソコンへの接続に難やモノクロ表示しか出来ない、色使いも少ないなど欠点はあるけれど、メモとしては使いやすかったですね。

C101PAを持っているのでSpin11の出番が少ない

また単純にSpin11の出番自体が少ないなと実感したということもあります。10月に手に入れたC101PAであればサイズは小さく持ち運びが軽快でした。

(上はC101PA、下はSpin11)

C101PAならカバンに忍ばせてもそこまで場所をとりませんがSpin11は大きくかさばってしまいます。

とても魅力的なパソコンなのですが、今後は自宅での利用に留まるかと…

Spin11は多くの人にとって魅力的なパソコンであることに間違いはない

今回Spin11について厳しいコメントも書いてしまいましたが

  • ChromeOSの特徴である軽快さや電池持ちの良さ
  • 堅牢なSpin11の作り
  • JISキーボードの軽いタッチ
  • スタイラスペンが使えること

など総合的に判断すれば多くの人にとって使いやすく太鼓判を押せるものだと思っています。
ただ自分は親指シフト入力を使っていたり他のデジタルペーパーを持っていたこと、C101PAの軽快さや愛着があったので合わなかったというだけです。

しっかりと使ってみたからこそわかったことや、その使い勝手の良さも知ったのでSpin11のレビュー記事を投稿しています。今後購入しようと思っている方に少しでも参考になれば幸いです。

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【編集後記】
昨日は「第二回ChromeOS使いの雑談会」。
長くても三時間ぐらいなものかなと見込んでいたら
まさかの6時間オーバーで語り尽くしてしまうなど…

ちょいと長丁場過ぎたかと反省しております^^;

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ABOUTこの記事をかいた人

守屋冬樹(もりや ふゆき)

公認会計士、税理士。高校時代の出会いがきっかけで公認会計士を目指すと決意。2007年(22歳)高卒での公認会計士試験合格を実現。準大手監査法人に勤務しつつ2011年(25歳)公認会計士登録。2012年(26歳)税理士となり守屋冬樹税理士事務所を創設。 さらに詳細なプロフィール/お仕事のご依頼