公認会計士が監査実務で使う英語、BATICで英語の苦手意識を克服しよう

英語が苦手だから公認会計士は無理。そんなイメージがありますが、案外そんなことはありません。

英語が読めない、喋れない…だけど公認会計士になりたい。という方に向けて監査実務で使う英語と、英語への苦手意識の克服法について投稿します。

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監査法人に勤めていれば業務で必ず英語に触れることに

まずお伝えしたいのが、海外のクライアントに関与していなくても監査法人に勤めていれば業務の中で日常的に英語は使うことになるということ。

どんなに避けて逃げようとしても仕事をしていれば英語に触れる機会が出てきます。

ですが、英語を使うといっても監査調書を作成するために必要となる程度のものがほとんど、外国語でのメールをやり取りや、喋るような機会は外国語が堪能な方に頼ってしまうことも可能です。

IFRSについて日本で取り上げられたばかりの頃は在外子会社の管理部門の方たちと全編英語のミーティングでに参加してたこともありましたが、事前にビジネスで使うような英語は無理と伝えていたので単なる頭数合わせ。恥ずかしながらミーティングの進行や議事録作成も英語が堪能な諸先輩方におまかせし、自身が英語を発したのは名刺交換のタイミング一度だけです…^^;

国際関係をメインで行いたいなら英語が得意でないと対応出来ませんが、国内関係であれば英語の利用は限定的と考えて差し支えありません。

監査業務や監査調書で使う英語

国内関係の監査業務で実際に使っている英語はパターンで押さえてしまいましょう。最低限使う英単語の意味が読み取れれば英語が苦手でも対応出来ます。

例えば監査調書で必ず書いていたのは手続きから結論までの一連の流れとして次の単語。

Work done:実施手続
Scope :範囲
Source :情報源
Comment :コメント
Conclusion :結論

何度も書いていれば手が覚えますし、パソコンで綴りを間違えてしまいそうなら単語登録をしておきましょう。とはいっても日本語でも構わないのですが…

次に普段略して監査調書に書いていた英語はこちら

W/P:(Working paper) 監査調書
P/W:(Prior year’s Working Paper) 過去調書
PBC:(Prepared by client) クライアントから入手した資料
G/L:(General ledger) 総勘定元帳
AC:(Accont) 勘定
T/B:(Trial balance) 試算表
F/S:(Financial statement) 財務諸表
SGA:(Selling and generally administrative expenses) 販売費及び一般管理費
DEP:(Depreciation) 減価償却費

略語を書けて意味を知っていれば問題なく、略す前の単語は知らなくてもやっていけます。自分自身、減価償却費は『デプ』としか口にせず、正式にはなんて読むのだろうかと今になって疑問が浮かぶ程度の理解です。

監査ツールが外国製であれば英文の監査用語を目にする機会が多くなります。自分がよく目にしていた単語としては次のものが印象に残っています。

Significant risk:特別な検討を必要とするリスク
Risk of material misstatement:重要な虚偽表示リスク

監査の講師でもしない限り英語で音読することはありませんので読めなくて構いません。

それぞれの英語を目にしたら特検リスクのことなんだ、重要な虚偽表示リスクのことなんだと意味が分かればOKです。
監査ツールで英語のエラーがあったとしても、監査用語の単語を知っていて、それ以外を翻訳ツールで日本語訳すれば何が問題だったのかは理解出来てしまいます。

英語の苦手意識を克服したい、英文決算書を見る機会があるのならBATICを勉強してみる

とはいえ、英語を完璧に逃げっぱなしに出来るとは限りません。
自分は英語が今も苦手ですが英文の決算書のレビューについては1年目から行う機会がありましたし、在外子会社の連結仕訳を検証することも。

正直なところ英語の決算書をチェックすることに当初かなり拒否反応がありまして、その克服をするためにBATIC(国際会計検定)を受験した程です。

こちらの試験は問題文が全て英語ですが、一番低い試験レベルは簿記の基礎程度なのでたとえ英文でも会計のことなら元々持っている日本語ベースの知識が活かせると実感できました。それに意味を推測して、英語が読めなくても英文会計を日本語の意味で理解する技術が身につけたきっかけにながっています。

決算書を読むためのキーとなる単語や連結仕訳で目にする数字が何だったのか知ることで、まずは『書類なら英文会計や英文監査の用語を日本語ベースで理解出来る』そんな状態にしてみると変な英語への苦手意識はなくなりますよ。

受験してから時間が経ってしまえば細かい部分は忘れてしまうかもしれませんが英文会計の基礎用語は知識として抜けませんし、
Assts:資産
Liabilities:負債
Capital:資本
Revenues:収益
Expenses:費用
Net income:当期純利益
Net loss:当期純損失

などの英単語からあたりをつけて決算書を見ることが出来れば、後は日本語ベースの監査・会計知識と聞き出すスキルがあれば対処のしようはありますので。

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【編集後記】

週末に痛みの出ていたウオノメを切除。

何度か病院に行かなくてはいけないと思っていたら、
30分もせずに治療終了。

歩いても痛くない足、素晴らしいです!

【週末・休日の一日一新】

爽 ピーチ&ピーチ果肉入り(セブンイレブン限定)
立川まつり 国営昭和記念公園 花火大会
西荻窪南口店 ドトールコーヒー

一日一新のきっかけはこちら→一日一新

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ABOUTこの記事をかいた人

守屋冬樹(もりや ふゆき)

公認会計士、税理士。高校時代の出会いがきっかけで公認会計士を目指すと決意。2007年(22歳)高卒での公認会計士試験合格を実現。準大手監査法人に勤務しつつ2011年(25歳)公認会計士登録。2012年(26歳)税理士となり守屋冬樹税理士事務所を創設。 さらに詳細なプロフィール/お仕事のご依頼