フリーランス、小規模社長のための事業計画 目標売上よりも中身が大事

フリーランスをされている方や小規模な会社では、事業計画を練っていない事が多いです。

…仮にあったとしても3年後に売上と利益がいくらを目指すと示しているだけなんてことがありませんか(^_^;)?

F8FF90DB 1314 4891 A160 A154AB1B3E1E

事業計画は体裁や金額目標よりも中身が大事

『事業計画 様式』とネットで調べていると日本政策金融公庫のホームページなどフォーマットが見つかります。

このことが事業計画に対する勘違いに繋がっていると自分は感じるのですが、事業計画は借入の際に必要な様式、とりあえず埋めておけばいいというものではありません。

事業計画の大切なポイントは『誰に』『何を』『どのように』売るのか、稼ぐ仕組み(ビジネスモデル)を考え、これから行う行動計画を立てることです。

売上目標を決めていても売上が毎月定額と決まっているような業種以外、大きくズレてしまうもの。

自分以外の方が納得が出来るようなビジネスモデルや今後の行動計画を決める中身の方が売上目標を掲げることよりも大切なんです。

事業計画に必要な内容

事業計画に最低限必要になるのはビジネスの全体像をつかむことです。パワーポイントなどで綺麗に図解化、まとめる必要が必須という訳ではありません。次にあげる8つの内容を練ること自体が重要です。

解決していく課題

まずは自分・自社が解決していく課題を示します。
今までの商品やサービスでは解決しなかった課題を解決出来る事が理想ですが、一番必要になるのは真剣に熱意をもってやれる課題であることです。

事業のビジョン

事業ビジョンとしてはどのような事業を作りたいのかをわかりやすく示します。専門用語ばかりで分かりにくいと事業のビジョンが伝わらず、周囲からの協力が得られません。相手へ想いが伝わるような内容を心がけましょう。

事業のビジョンの達成ステップ

事業のビジョンの達成ステップは事業がどのように発展していくのかを1年後から3年後までどうなっていて欲しいのか?をまとめることです。

いきなり事業のビジョンを100%クリアすることはあり得ません。まずは小さな課題をクリア、いくつかのステップを重ね事業のビジョンを達成していくことになります。

ニーズ・市場の成長性と関連づけてまとめていきましょう。

『何を』『どのように』売るのか

自身が売る商品やサービスの『何が』『どのように』優れているのか、買って貰いやすいのか、継続して貰いやすいのかを検討します。

例えば以前の携帯電話のキャリアは端末0円で2年縛り、違約金を払いたくないため中途解約のしにくさがあり、売り方としては良く出来ていました。(自分としては好きではないですが…)

『誰に』売るのか、ニーズ・市場の成長性

自身が売る商品やサービスを誰に届けるのかを明確にします。

年齢や性別、業種、企業規模、経営状況、地域など、どの層に届けるのか考えましょう。

統計データを参考にしたり、業界関係者や友人に聞いてみる。顧客候補にアンケートやテストをして確かめることもあります。

考えが独りよがりになっていないか意識して確かめておきましょう。

ビジネスモデル

ビジネスモデルは稼ぐ仕組みです。通常の商品やサービスを販売し対価を得るものですが、様々なビジネスモデルがあり、他の例としては次のようなものがあげられます。

・安価で販売、消耗品で稼ぐ(プリンターなど)
・安価で販売、月額利用料を得る(office365、Atok passportなど)
・無料で提供、広告収入を得る(Google、スマホアプリなど)
・無料で提供、一定以上の利用で課金(スマホアプリ、クラウド会計など)
・無料で提供、情報を外部へ販売

例として無料で提供するビジネスモデルも上げていますが、小規模な新規事業ではやめておいた方が無難です。お金を払わないことが当たり前の方達からの問い合わせは疲弊してしまいます。

実際にどのようなビジネスモデルを採用するかは

・利益が出るまでの期間
・利益額の大小
・仕組化の難易度
・顧客の負担の大小
・継続性の可能性

を加味して検討していきましょう。

行動計画

行動計画はこれから一年間行う取り組みです。いつまでに誰が何を行うのかまとめます。いい加減に作ると実行計画は意味がありません。本当に行うべき事は何なのか?絶対に達成すべき事をまとめていきましょう。

2パターンの月次収支計画

ここまでの検討の整合性がとれたら2パターンの月次収支計画(予想売上や経費、出資・借入関係)をまとめます。

作るのは次のパターン
・保守的な予算(状況が悪くてもクリアできるというレベル)
・好条件が揃った予算(想定を超えた際に達成出来るレベル)

月次で作成するのは年次ベースでは資金繰りに失敗(お金がゼロ以下)になってしまう可能性が高いため。実際に事業が進んで行ったら現状を踏まえ反映していきます。

立てた計画の進行を確認

フリーランスをされている方や小規模な会社であればこそ、行動計画の進行状況を週次・月次で確かめていく必要があります。そうしないと事業計画は守らなくても良いと感じ、確実にスケジュールは遅れていってしまいます。

…恥ずかしながら自分も独立1年目に行動計画を一気に後ろ倒しした過去がありますので、ひとりで行動することが多い場合には特に注意しておきましょう(^_^;)

まとめ

事業計画を作っているとビジネスを継続するための支援や発展するための借入や出資などにも繋がります。

自分のビジネスをしていこうと考えている方は、一度時間をとり事業計画を練っておきましょう。
また、既に事業をされている方が事業計画を作っていないのであれば、ここらからの進む方向性を持つために事業計画を作成した方が良いですよ。

|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||

【編集後記】

昨日は不要となったPCの処分と事務所の事業計画の見直し。
改めて今後の対応を検討する一日となりました。

【昨日の一日一新】

カフェ・ド・クリエ南新宿店

一日一新のきっかけはこちら→一日一新

お知らせ
東京都の杉並区荻窪で守屋冬樹税理士事務所を営んでいます。
お客様の担当は必ず守屋冬樹自身、監査法人での経験を駆使した決算申告のみ対応が強みです。

■サービス一覧
内容と料金は下記のリンク先にて明示。ご入用の際はぜひクリックしてご覧下さい。
小規模会社個人事業主の税務顧問
・創業から2年内の会社様限定メニュー 創業顧問創業借入
・小規模会社向け顧問契約外で行う決算・申告のみ業務
出版、講演、記事執筆(監査実務、各種税金など)
個別相談
■ブログ投稿リクエストフォーム
moriya-blogで書いて欲しい内容について募集中です。是非こちらからリクエストのご連絡を下さい。

■ブログランキングに参加中
にほんブログ村 士業ブログ 公認会計士へ
にほんブログ村

■スポンサードリンク

ABOUTこの記事をかいた人

守屋冬樹(もりや ふゆき)

公認会計士、税理士。高校時代の出会いがきっかけで公認会計士を目指すと決意。2007年(22歳)高卒での公認会計士試験合格を実現。準大手監査法人に勤務しつつ2011年(25歳)公認会計士登録。2012年(26歳)税理士となり守屋冬樹税理士事務所を創設。 さらに詳細なプロフィール/お仕事のご依頼