Chromebookのお仕事使い(Amazon WorkSpaces導入支援編)

Chromebook端末でもWindowsを使える環境を実現する。今回のChromebookのお仕事使いは、クラウドサーバーとChromebookを組み合わせた活用環境のご紹介や、音声入力、ITの進化や世代が進めばこれまでのマナーや常識が変化していくのでは?といった内容を取り上げています。

ご協力頂いたのはChromebookとAmazon WorkSpaces(クラウド上のOSを遠隔操作で利用出来るサービスのこと。以下、AWS)の導入する提案や保守をお仕事とされている武井誠さん。

クラウドを推進する最前線の実情やサイトを運営されているお話では、Chromebookの活用が案外身近なものになっていたことや、仕事とプライベートで相乗効果を上げていく取り組みの大切さを実感するやりとりとなりました。ぜひ最後までお読みいただければと思います。

Chromebookのお仕事使いとは?

Chromebookをどのようにお仕事に使われているのか?事例を集めまとめれば、参考になり、目にした方の働き方を変えるきっかけになるかもしれない。

そう感じて始めたのがこちらのインタビュー企画「Chromebookのお仕事使い」。

インタビュー企画といっても、その言葉や内容をそのまま届けてしまうと、専門用語などにつまづいてしまうことも起こりがちです。

そこでこちらの記事ではお話し頂いたやりとりを整理して、補足説明を加えた形で公開しています。

関連:

使われているChromebook

武井さんはChromebookはプライベートではPixelbookをメインにHP Chromebook x360をサブ、そして仕事ではASUS C213NAを使っているとのこと。Chromebookを使うきっかけや使用環境など伺っています。

Chromebookを使うようになった理由

元々レッツノートRZ4が好きで今も使っているのだけれど、動作がもっさりとしていて、起動が遅くて待ち時間も長いし、バッテリーもどんどん減る…それでだんだんと移動中に使うのも億劫に。

結局レッツノートRZ4でやることのほとんどがwebブラウザで行う作業。やってせいぜいオフィス系やOneDriveで足りるぐらいですから、それだったらChromebookを試してみようというのが最初でした。

プライベートでのChromebook

プライベート用としてメインに使っているのがPixelbook、このインタビューもPixelbookからHangoutsを使ってやりとりしています。サブ用のHP Chromebook x360はこれまでChromebookで画面が14インチのものが未経験だったこともあって購入しています。

去年の12月にラスベガスに出張で訪れたのですが、クリスマスシーズンだったこともあって、現地の家電量販店でChromebookが大幅値引きされていました。

LenovoやDell、HPなどのメーカーから15.6インチの機種も店頭に並んでいたのですが、飛行機で鞄に入れるのには重いだろうし、さすがに大きすぎる…そこで「14インチデビューをしよう!」と。

リアルな生活だとChromebookを一人で「良いよ。良いよ。」と言っていて、「また新しいの買ったの?」と聞かれ「レッツノート1台買うお金で、5台買えるから」というやりとりも…なかなかユーザーには出会えず周囲からはたぶん物好き扱いです。

レッツノートRZ4は好きですけれど使用頻度は週に1回使うかどうか…逆に使う時ってプリンターや映像編集、カメラで撮った写真の一括取り込みぐらいですね。

クラウドサーバー上のWindowsを遠隔操作し、不足機能を補う

職場ではChromebookが3機種あり、導入した時期はちょうど2年ぐらい前で、その当時の最新機種が中心となっています。

自分の課ではChromebookを5台ほど使っていて営業用にASUS Chromebook Flip C101PA、社内でよく使っているのがASUS Chromebook Flip C213NA、提案のために使い勝手を試すテスト用にASUS Chromebook Flip C302CAもあります。

会社ではMSオフィスやInternet Explorer限定でないと動かないレガシーな対応もあり、Chromebookだけでは業務は回りません。

そこで、手元にあるChromebookからAWSを使ったWindowsを遠隔操作する仮想デスクトップの仕組みを活用しています。

Chromebookの通信環境、通信量の少なさが優秀

Chromebookが優秀なのは、通信量が少ないこと。

YouTubeやHangoutsで通信していけば別ですが、Office Onlineで文章を書いたり、仮想デスクトップでAWSの利用、ブログを書くぐらいなら一日使っていても1~2ギガぐらいなもの。平日だけなら、月25ギガで間に合ってしまいます。

プライベートの通信環境は出先用としてFUJI Wifiの月の通信量が25ギガのプランを契約、足りなくなったときにはスマホで利用しているY!mobileのスマホLプラン14ギガをテザリング。仕事では社内は職場のWi-Fi、外出先では会社支給のスマホからテザリングで済んでしまうことが多くなってきていますね。

お仕事の内容はChromebookとAWSの提案

会社で行っている業務はクラウドの推進、ChromebookとAWSをセットで提案しています。出来る出来ないを整理して不便なところもきちんと管理していくのが仕事。また、いつの間にか社内のChromebookの管理も任せられるようになっていました。

クラウド導入の最前線のリアル

まだクラウドというのはイメージがついていない方が多くて、良くてオンラインストレージというぐらい。便利は便利だけれど手元にデータが無いとなんとなく怖いというリアクションです。

たとえ「これからはクラウドの時代だ!」と記事で書かれていても、決済する権限を持っている方が使ってみていないと物理とクラウドの違いや良さも分かりません。

クラウドサーバーは月々5千円から、物理のサーバーと違い合わなかったら一ヶ月でやめられる。Chromebookもスモールスタートで「まずは一台試しにChromebookを使ってみませんか?」と提案しています。

提案先は監査法人や会計事務所

実は大学時代に会計士を目指していたこともあって、勤めている会社で提案している業界は監査法人や会計事務所などが中心です。

監査法人や会計事務所はセキュリティを一番気にされていて、扱っているデータの流出を避けるために環境を構築しようとするのですが、Windowsの端末を前提とする方法ではコストが高くなってしまうのがネックに。

それならChromebookの端末を使うことで価格を抑えつつパソコン内にデータを残さない。AWSを活用してクラウドサーバー上のWindowsを動かせばExcelやWordを多用していても実用的な環境に出来ると提案。

保守業務ではプロジェクト管理ツールのBacklogやビジネスチャットのSlackを使用。WebサービスなのでChromebookのブラウザから改善提案も行っています。

勤めている会社では、仰星監査法人にそういった提案をしています。

また、Kindle書籍化されている『Chromebookのある それぞれの365日(Day 2) Chromebook会報誌』の記事では、Amazon WorkSpacesを活用したシンプルなWindows環境構築方法も解説しています。

私的な活動から仕事への相乗効果を意識

仕事では提案書を作成することが多いので日頃から素材を集め、ブログも書いて文章力を上げようと意識的に書くことの重要度を上げていて、最近ではブックライター塾にも参加しています。

セミナーなど人前で提案内容を話す機会もあり、ブログを書いていることが素材の整理や練習にも繋がるかなと。

武井さんが運営しているサイト

仕事で提案することもあるので「自分で使っていないと分からないな」と、自費でG Suite(ジースイート:Googleが提供するビジネス用アプリセット)も導入しました。

ただ悲しいのがG Suiteを使っていてもひとりG Suiteなんで、やりとりをする相手がいない。使えるはずの高機能も使う術がありません(苦笑)

親指シフトや音声入力、多用なアウトプット方法の模索

自宅はChromeboxも使っていてUSBキーボードにキー配列を変換するアダプター「かえうち」を繋ぎ、親指シフト(かな文字入力の一種)で入力。出先では割り切ってUSキーボードか、あとは音声入力です。最近はマイクから音声入力で文章を書いていて、その後に手直しをしています。

「たとえきれいな文章になっていなくてもいいから、割り切って書きたい素材を書き起こす。」という意識で頭の中を吐き出していますね。

Chromebookにマイクボタンが出来てから、Googleアシスタントも使いやすくなっています。

当初はGoogleアシスタントはOSを英語にして無理やり英語で頑張って使ってみていたけれど、KindleがAmazon.comに繋がってしまったりと不便だったのですが、ようやく日本語対応してくれました。

新しい技術を学んだ学生と共に働くことになる今の現役世代に思うこと

時代遅れではないですが、新しい技術に耐性がないとパソコンの普及した頃にあったパソコンの使えない人達みたいな感じになってしまうかもしれませんね…

自分の地元の高校が埼玉県の「近未来学校教員創造プロジェクト」のモデル校となっていて課題の提出はGoogleドライブで先生と共有、Hangoutsで「出しました」とひとこと連絡するだけで済むように。

勤めている会社ではメール、パスワードは別メールでという感じですが、幸いうちの上司は理解があるので、勤怠関係はチャットで済ますことで出来て、部署の定例会議も集まれる時以外はチャットでやっています。

アメリカやカナダの学生とかみんなそうなので、そういうことが当たり前となっていくと、今普通に行っているメールにファイルを添付、挨拶文を入れないといけないことに「アホなことするな」という流れになっていきそうです。

新卒の新入社員と話していても「スマホ、タブレットがあればOKで、家にパソコンなんてないし、使いたくない。」という感じですからね…

下記は近未来学校教員創造プロジェクトの関連記事

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【編集後記】
最近はスケジュールがタイト気味に…
それに合わせたように新調したスボンもみっちり感がある気がします。

色々な意味で自分に負けるなと言い聞かせている今日この頃です(>_<)

【最近読んだ本】

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