高卒学歴で公認会計士を目指す その前に知っておきたいこと

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『公認会計士 高卒』というキーワードでこのブログが検索されていました。

自身は高校三年生の時に大学に行かず(…といいますか行けず)高卒という学歴で公認会計士を目指しました。

高校の卒業間近から専門学校に通いはじめ、4年目で公認会計士試験に合格。監査法人に就職した後、独立していますが周囲には自分と同じような経歴の方は少なく、今回は高卒で公認会計士を目指したことを自身がどう感じているのか…率直な意見をお伝えします。

関連:受験生の背中を押せる体験談に。執筆『会計人コース2017年2月号 私の独立開業日誌』

公認会計士を目指すなら固い意思が必要

高校生時代、自分が会計士を目指すと友人へ伝えたとき、『守屋くんは無理でしょ』と一蹴。

親からは『就職しなさい』『お金は出せない』と言われたことを覚えています。

当時の自分は勉強が得意ではなく、周囲からの反応は否定的なものばかり。公認会計士になるのは『頭の良い人』というイメージで、多くの人は大学で会計を学び、その延長線上で目指す流れが一般的であったことを考えれば当たり前の反応だったと思います。

自分は高校時代から商業系の学科で簿記を勉強をしていたのですが、高校卒業からすぐ会計士受験をしようとした際には公認会計士が難関資格と知られていたため周囲から否定的な言葉を言われたりネタにされることすらありました。

『合格するかどうか分からないのだから(むしろ挫折しそうなので)、取りあえず収入が安定する就職の方が良い』という意見があるのが当たり前ですし。それぐらいのことを言われてしまっても揺るがない覚悟を持つことは頭の善し悪しに関わらず会計士試験に合格するための必要条件。

自分は合格出来る自信なんてありませんでした。ただ漠然と会計士試験だけに数年間集中して必死にやれば合格するかもしれないと思っていた程度のものです。

公認会計士試験に合格出来る自信なんてなくて当然。理屈でなく周囲からなんと言われても曲げない固い意思を持っていることが一番必要なことで、それがあればうまくいかないことも多い試験勉強も挑み続けることが出来ます。

関連:自分が大学に行かず公認会計士を目指した理由

奨学金の借入も視野に入れた勉強資金の確保

とはいえ、固い意思があったとしても、いざ会計士を目指す・試験勉強をするにあたって現実的に必要になるのは『お金』です。

少なくとも2、3年は勉強中心の生活。奨学金などの借り入れも視野に入れ、お金の調達をどうするのか目処をつけておくことは必須の課題となります。

関連:公認会計士試験に合格出来た理由 受験時代の勉強時間を振り返る

もし、お金を借りるのは抵抗があり、家族がお金を出してくれないだけで『出来ない』『無理』と考えてしまうような方は、目指すにあたって覚悟が足りないのでやめておいた方が無難です。

受験生活ではいくらでも『出来ない』『無理』と言い訳を見つけること簡単に出来ますし、同級生はキャンパスライフや社会人生活を始めている中、合格するかどうか確証もなく机に向かう日々が続いていくのは精神的にキツいものがあります。

今は公認会計士になれているから書けるのですが、受験勉強中にあった成人式で学生時代の友人たちに再開した時、ずっと勉強しかしてこなかったことに気が付いて虚しさすら感じました。高校時代に公認会計士になろうと思ったのは間違いだったかもと…自身の選択を悔やんだことがないと言ったら嘘にります(^_^;)

あえてキツいことをお伝えしますが、資格試験は全員が全員合格出来るわけではなく勉強したから、頑張ったからといって必ずしも報われる訳ではありません。

頑張って勉強するのは当たり前で、頭が良くても挫折していく人もたくさんいます。そのことは理解したうえで挑んで下さい。

公認会計士試験に合格してみたら周囲は高学歴の方達ばかり

会計士の業界は高学歴な方が多いです。周囲の方々は大学受験をしていない自分でも聞いたことがある有名な大学出身者ばかりで、高卒の公認会計士試験合格者はとてつもなく少数派。平成27年の公認会計士試験では合格者のうち5.4%しかいなかったのですが、意外と多いと感じた程です。

大卒でないというだけで色々な意味で目につきやすく、売り手市場の時期に合格出来ないと就職活動時も不利になるとも思います。そのため、就職活動では学歴が弱い部分をどう自身でリカバーしていくのか、その見せ方の方向性を考えていくことが必要になること知っておきましょう。

関連:公認会計士受験生時代の就職活動 若ハゲ、薄毛の自分が悩んだ髪型について

高卒で公認会計士を目指すのは安易にお勧めできません

高卒で会計士を目指す…王道ではないですし、安易におすすめはできません。自分のケースとしては合格することができましたが、それはあくまで結果論。誰しもが頑張れば合格するとは言えないのです。

とはいえ短期決戦と制約をかけて合格したときには得られるリターンは大きく、今までの人生の延長線上であれば関われなかったであろう人や世界を知ることが出来ています。

そのため、固い意思がある方は試験勉強のデッドラインを決めた上で挑んでみる価値があると思いますし、そうで無い方は別の道を模索することをおすすめします。

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【編集後記】
今回は初のブログ本文全て親指シフトで入力。
137分かかり、もどかしく楽ではなかったです…(^^;)

それではまた来週。よろしくどうぞ。

【昨日の一日一新】
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