減損の測定で利用する正味現在価値(NPV)をExcelで計算する方法

固定資産の減損について測定資料を作成・検証する際に割引現在価値の計算をすることがあります。

そこで今回はExcelで正味現在価値を計算する方法についてご紹介します。

正味現在価値の計算は減損会計の測定で活用される

正味現在価値について公認会計士試験や日商簿記検定で計算問題として出されることもあり、受験されたことがある方であれば電卓で機械的に計算出来るという方も多いと思います。

経理実務上は固定資産の減損の測定段階で正味現在価値の計算が必要とされるのですが、その計算を電卓で叩くようなことはなくExcelで計算されることが一般的で

  • 電卓での手計算だと間違うこともある
  • Excelであれば数式を読み解くだけで検証が容易
  • 割引率や将来キャッシュフォロー(以下将来CF)の変更があった際にも対処が容易

など考えるとExcelで計算できる方が何かと便利です。

Excelで正味現在価値を計算する方法はいくつかあるのですが、今回は計算式がシンプルなNPV関数を使った方法についてご紹介します。

NPV関数の使い方

今回正味現在価値の計算で使う関数はNPV、正味現在価値を英語にするとNet Present Valueなので頭文字そのままなのが分かりやすいかと思います。

関数式に使われる値は割引率と将来CFの2つだけ、式の組み立てとしては次の様になっています。

=NPV(割引率,一年後の将来CF,二年後の将来CF…)

ご紹介した計算式は一年目と二年目の将来CFをカンマ( , )分けましたが実際に数式を組む際には次の画像の様に複数年にわたる将来CFをまとめて範囲指定が可能です。

上の画像ではB8のセルで正味現在価値を計算しているものです。割引率はB7を参照、将来CFはドラッグ&ドロップでまとめて指定、計算式ではB4:K4と表現されています。

留意点としては計算式の組み立てとして始めに指定されたCFの値は一年後のものとして計算される点です。現在地点でCFがある際には別途足し引きする必要があるのでご注意いただければと思います。
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【編集後記】

昨日は決算対応の一日。

仕事の合間に少しすっきりしましたかと聞かれ痩せてきたことを実感するなど。
周囲から言われると何気にうれしいものですね(^^)

【昨日の一日一新】

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ABOUTこの記事をかいた人

守屋冬樹(もりや ふゆき)

公認会計士、税理士。高校時代の出会いがきっかけで公認会計士を目指すと決意。2007年(22歳)高卒での公認会計士試験合格を実現。準大手監査法人に勤務しつつ2011年(25歳)公認会計士登録。2012年(26歳)税理士となり守屋冬樹税理士事務所を創設。 さらに詳細なプロフィール/お仕事のご依頼