フリーミュージシャンの確定申告〜衣装代の勘定科目と経費の注意点〜

こちらのblogの検索ワードに『科目 衣装代』がありました。おそらくフリーミュージシャンの方たちが衣装代の処理について気になりたどり着いたのではないでしょうか?

そこでこちらの記事では個人の確定申告の際に衣装代をどの勘定科目に振り分けるのかや取り扱いの注意点についてご説明します。

勘定科目は消耗品、被服費など

ご覧いただきありがとうございます。荻窪の税理士・公認会計士 守屋冬樹です。

確定申告書と一緒に提出する決算書では経費の勘定科目として衣装代に当てはまるようなものがなく、どの科目にするのだろうか?と悩んでしまうと思います。

しかし、ステージなどで着る衣装であれば経費に含まれる事実に変わりはなくどの勘定科目名で処理したとしても計算される税金額は変わりません。正直、個人事業主の方であればあまり何の科目に含めるのかは気にしすぎる必要はないかと。

あくまで、一般的なセオリーを守りつつ、違和感のない範囲で勘定科目を決めて継続して利用していただければ問題はございません。

衣装代について一般的には消耗品に含めるケースが多いのですが、科目を別のものにして分けて把握したいのであれば被服費、衣装代などご自身で分かる科目名を名付けてご利用していただければ大丈夫です。

ただし、これは経費にできる衣装代であることが前提で、経費になる・ならないの判断には注意が必要です。

すべての洋服代が経費になる訳ではない

まず、明確にお伝えするのがすべての洋服代が費用になる訳ではないということ。洋服の購入目的が仕事のため(撮影、ステージ衣装など)の場合に限り経費に含まれます。

経費にならないものとしては仕事目的で購入していないもの。プライベートで着ることを目的に買った洋服や下着類などについては経費になりませんのでご注意ください。

プライベートに間違われやすいものはレシート・領収書に仕事用と分かるようにしておく

ライブなどを見に行くと、普段着のような格好でステージに上がるミュージシャンの方も見かけるのですが、そういった方ですと本当に仕事で使っている衣装なのか?それとも普段着なのか判断がつかないのが難しいところです。

ステージで着るためのTシャツなどであっても経費になりえるでしょうが、経費となる理由(ステージ用)などレシートや領収書にメモしておき、仕事で使うためのものだったと説明出来るようにしておきましょう。

【以降2019年1月16日追記】

家事案分で一部を経費から除外しておくことも

また、税務調査の際に「この衣装代は経費じゃないのでは?」と聞かれたくないのであれば衣装の購入額全額を経費にはせず、その一定割合を一律で経費から除外しておく方法も実務上の処理として取ることがあります。

ロジカルではなくてあまり好ましくはないのですが、衣装代のうち一部は自主的に経費から除外されているからと心理的に指摘しにくくする効果はあるのですよね…^^;

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ABOUTこの記事をかいた人

守屋冬樹(もりや ふゆき)

公認会計士、税理士。高校時代の出会いがきっかけで公認会計士を目指すと決意。2007年(22歳)高卒での公認会計士試験合格を実現。準大手監査法人に勤務しつつ2011年(25歳)公認会計士登録。2012年(26歳)税理士となり守屋冬樹税理士事務所を創設。 さらに詳細なプロフィール/お仕事のご依頼