継続案件の見直しは報酬額や業務量、拘束時間で折り合いを探る

請け負っている仕事について、時には条件の見直しを申し入れることが必要です。それこそ契約をしてから時間が経ち、気がつけば状況が大きく変化して負担が増えていることも多々ありますので。

そこで今回の記事は業務を請け負う条件の見直しについてどのように交渉していくのか、行っていることを書いていきます。

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経験、業務量、拘束時間…状況は刻々と変わっていく

仕事に取り組んでいく中で、気がつくとこんなに大変だったっけ?と感じることがあります。
継続案件であれば経験を積む中で、取り組むスピードも早くなるもの。

それこそ意識して改善していけば資料を入手の仕方はスムーズになりますし、資料作成の流れを見直すこともあって余裕が出てくるかと思うのです。

ただ、時間が経つにつれ徐々に求められるハードルが高くなっていくこともあります。

作成資料はインフレを起こして増えていくこともあるでしょうし、締切についても厳しくなることもあるではないでしょうか?

個々の事は大したことがなくても積み重ねが、気がつくと業務改善で得られた余裕分を超過して大きな負担に、心の何処かで割に合わないのでは?と不満を抱いてしまった時には業務の条件の見直しが検討となっていきます。

いい仕事をしていれば収入は上がるのか?

自身は求められている業務が増えていくと報酬より先にどう対処するか?ということに目が向いてしまいまして、報酬について交渉している時間があるのなら先に解決までの道筋を立てないと!と行動してしまいがちな気質です。

振り返ってみると社会人スタートをした監査業界は訴訟対策の一環もあって毎年のように基準は厳格化。作成する資料はより詳細に、業務量は増加して当たり前の環境に慣れていた癖が染み込んでいるのかもしれませんね…^^;

「いい仕事をしていれば認められて収入が上がっていく」との考え方もありますし、よく耳にもするのですが、それは元々が声が大きく営業力に強みがある方にマッチする方法です。

どちらかといえばもくもくと仕事をしていくタイプの自分としては、「いい仕事をしていれば認められて収入が上がっていく」などと言っていては、お客様への満足度こそ上がっても収入にはなかなか転化せず、「いい仕事を取り組むことを前提に、そこからどう好条件に反映していくのかに思案を巡らせて行動していくこと」を主体的に取り組むことが必要だと感じています。

条件を見直すに至った根拠を示す

契約条件を見直すために真っ先に必要となるのが、その根拠です。

当初はバランスのとれていた契約条件も

  • 業務対応を行うための資料の提出遅れの慢性化
  • 作成資料や、環境の変化から業務量の増加

など、変化によって業務対応をすることが過度の負担になってしまうことも多いです。これらについて根拠を示し、条件の見直し交渉を進めていきます。

単に報酬を上げて欲しいといっても全くもって説得力はありませんからね。

特に資料が残しにくいと感じていたのは時間の集計ですが、最近はTaskChuteCloudというオンラインサービスを利用することで、お客様ごとの業務内容に紐付いた対応時間を記録するのが楽になりました。

このTaskChuteCloudは履歴をcsvファイルに出力出来るのでExcelに落とし込み報酬金額を対応時間で割って実質単価を把握。報酬額は大きくても時間単価としては低単価案件ということを発見できます。

状況によっては低単価案件でも交渉がしにくいタイミングもありますが、契約条件の見直す際にはこのデータがとても頼りになっています。

報酬アップの交渉は報酬額に固執しない

自身も個人事業主として実感しているのは、固定費が上がるような月額報酬や時間単価のアップはなかなか受け入れにくいということ。価格についての交渉は、これまでに不満はなくてもシビアに見てしまいがちです。

そのため契約の交渉には報酬額のアップを目指す以外にも、そうではない実質部分に重きを置いて交渉するようにしています。

例えば

  • 作成資料や担当業務を減らす
  • 事務所対応で訪問のための移動時間を減らす

など、

報酬アップにこだわると交渉は難航しますが、こういった実質的な負担や時間あたりの収益性に目を向けると比較的スムーズに提案が通りやすいですし、月額単価や時間単価自体が同じでも業務量や拘束時間を減らす方向性で合意できれば実質の報酬額アップして十分折り合いをつけることが可能な場合も多いです。

いい関係でいるためにお互いに折り合う条件を探る

お客様の立場からすれば、業務案件の見直しの提案をしなければ十分な報酬を提供していると考えられてしまっても仕方がないもの。

こういった話題は言い出しにくいことですが、サービスを提供する側として事業を継続するためには必要で、バランスを取りつつ折り合う条件を探っていくのが大切です。

それこそ業務としてこだわって提供していたことが実はお客様にとっては重視していなかったことだと知る機会になることもあります。

日頃から誠実な対応や生産性に意識して業務を行っているのなら、お客様から「条件が悪くなるなら解約します」と切り出されることは少ないはずです。

事業を継続してくことや他のお客様とのバランスを取っていくためにも契約条件の見直しは必要な行動ではないでしょうか。

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【編集後記】
これまで外出先にマウスを持っていくのが面倒で使っていなかったのですが、
小型サイズで形が手首の負担が少ないとの触れ込みのSwiftpoint GT Model 500を使い始めています。

操作性がなかなか面白いです。

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東京都の杉並区荻窪で守屋冬樹税理士事務所を営んでいます。
お客様の担当は必ず守屋冬樹自身、監査法人での経験を駆使した決算申告のみ対応が強みです。

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